「若々しく見せたい」と思うのは、多くの大人世代に共通する願いです。けれども、やりすぎてしまうと「若作りしている」と思われてしまう…。その微妙な境界線に悩む方は少なくありません。
大切なのは、年齢にふさわしい落ち着きをベースにしながら、お顔が映える色やデザインを取り入れていくこと。今回は、若作りではなく、自然に若々しさをまとえるコツについてお伝えします。
色とデザインのバランスがカギ
パーソナルカラーがSpringタイプの方は、明るく鮮やかな色が似合います。その一方で、華やかな色をそのまま全面に出すと「若すぎる」印象になりがちです。そこでデザインをシンプルにしたり、落ち着いた色を部分的に加えたりして、全体のバランスを整えると上品に映えます。
逆に、AutumnやSummerなどのマットで落ち着いた色が得意な方は、色味が落ち着きすぎてしまうこともあります。そんなときは、デザインに軽やかさや動きを取り入れることで、若々しさを自然に引き出すことができます。
また、日本では「膝を出す丈」か「隠す丈」か、あるいは「二の腕を出すかどうか」といった部分が、年齢とのバランスを測る目安として見られがちです。心理的なハードルを考慮しながら、自分に合った丈感や肌の見せ方を工夫することも大切ですね。
なぜ「若い人の服」が馴染まないのか
40代以上の方が、10代や20代のトレンド服を着ると「なんだかしっくりこない」と感じることがあります。それは、服そのものが持つ「世代的な印象」と、着る人との間にギャップが生まれるからです。
たとえば、ミニスカートや原宿系ファッションは「若さの象徴」として社会に刷り込まれています。そのため、大人世代が身につけると、どうしても無理をしているように見えてしまうのです。
さらに、若者向けのデザインは、肌のハリやシャープな輪郭を前提に作られていることが多いです。「透け感」や「短丈」「オーバーサイズ」などは、若い体型だからこそ自然に調和します。しかし、大人世代の肌質や落ち着いた顔立ちと組み合わせると、バランスが崩れてしまい、結果的に「浮いて見える」現象につながります。
実際によくあるNG例
街中で時々見かけるのが、細く若々しく見せようとして、体にぴったりしたワンピースやミニスカートを選んでしまう50代の方です。体のラインを拾いすぎると、かえってシルエットの崩れが目立ち、逆効果になることがあります。
また、小物やバッグ、アクセサリーも要注意です。可愛らしいアイテムをいくつも取り入れると、全体的に「無理している」印象を与えてしまいます。ただし、あえて1点だけ可愛らしさを添えるアクセントに使うなら、大人らしい遊び心として効果的に働くでしょう。
大人世代の「若々しさ」のつくり方
「世代的な印象」を理解したうえで、コーディネートに引き算を取り入れるのが大切です。
- 明るい色を取り入れるなら、デザインはシンプルに。
- 可愛らしいデザインを選ぶなら、色やトーンは抑えめに。
- 小物やアクセサリーで適度な重厚感を加える。
こうした工夫によって、軽さと落ち着きのバランスがとれ、若作りではなく自然な若々しさを表現できます。
大人だからこそできる「上品な華やかさ」を意識すれば、周りから「素敵に年を重ねている」と感じてもらえるスタイルを楽しめるでしょう。
「若々しさ」とは年齢を隠すことではなく、年齢にふさわしい魅力を引き出す工夫の積み重ね。そこに自分らしい色とデザインをのせていくことで、自然体の美しさが輝きます。

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