ずいぶん前のことになりますが、実は私には8年間、鬱状態にあった時期がありました。
子育て真っ最中で、ママ友との関係も、夫との関係もうまくいかず、毎日が苦しくてたまらなかったのです。
それまでの私は、独身時代には大手企業でバリバリと働き、自分にも仕事にも自信がありました。ところが、子育てというまったく違う環境に身を置いた途端、今までの自分が通用しなくなったように感じ、自信はすっかり失われてしまいました。
そんな私が少しずつ前を向けるようになったきっかけは、意外にも「自分サイズの洋服」だったのです。
自分サイズの洋服が欲しくて個人の先生に習っていた時、先生に仮縫いをしていただいてジャストサイズのジャケットを縫いました。
はじめて袖を通したとき、「その吸い付くようなフィット感」に衝撃を受けました。そしてさらに、それを着て外に出かけると、「スタイルいいね!」「背が高く見える!」「スラっとしてるね」と言われるように。
その言葉が、失っていた私の“自信”を呼び戻してくれたのです。
見た目が変わると、心がついてくる
よく「見た目が変わると心も変わる」と言われますが、それは本当にその通りでした。
子育ての環境が急に劇的に変わるわけではありません。日々の悩みや忙しさは続いていました。
でも、お気に入りのジャケットを着て、少し背筋を伸ばして外に出かけると、自分の中の「堂々とした私」が顔を出すのです。
「私はこうなりたい」という理想の姿に近づくために、その洋服を身にまとい、その自分を“演じる”。
それは嘘でも見栄でもなく、“本当の私”を思い出すための、大切なプロセスでした。
演じているうちに、それがだんだんとあの頃の「本当の私」を思い出してきたのです。
少しずつ、気持ちも行動も前向きに変わっていく——私はその変化を、自分自身の体験として実感しています。
習慣が心を整えていく
人は、行動を変えることで内面も変わっていきます。
毎日じゃなくても、例えば週に一度、お気に入りの洋服を着て一人でカフェに行く。そんな小さなことでもいいんです。
大切なのは、「なりたい自分だったら、どんな服を着て、どんな歩き方をして、どんな表情をしているか」を想像して、その自分を“演じる”こと。
それを繰り返していくと、不思議とだんだん気持ちが軽くなり、「私はこうありたい」と思う自分が、自然と日常に溶け込んでいくのです。

洋服がくれた、もうひとつの「私」
似たような経験をされている方がいます。
ある方は、自己肯定感がとても低く、「私なんて何を着ても似合わない」と口ぐせのように言っていました。
でも、その方の体型や雰囲気にぴったり合った洋服を一緒に選び、試着していただいたときに、鏡の前でふっと表情が変わったのです。
「え?私、こんなに素敵に見えるんだ……」とぽつり。
それ以来、少しずつファッションに前向きになり、今では「自分らしくいられる服」を楽しめるようになりました。
あの瞬間、「演じていた自分」が「本当の自分」に変わっていく過程を間近で見て、私はとても感動しました。
理想の自分を演じることから始めよう
もし今、「自分を変えたい」「理想の自分に近づきたい」と感じているなら、まずはファッションの力を借りてみませんか?
「なりたい私」が着ていそうな洋服を着て、そんな自分になったつもりで過ごしてみるのです。
すると不思議なことに、少しずつ気持ちが変わってきます。人の目や言葉も変わってきます。
「外見なんて」と思われるかもしれませんが、外見は、自分の中の“未来の私”を引き出す強力なスイッチにもなるのです。
まずは、ほんの少しだけ、洋服の力で自分を演じてみる。
その一歩が、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
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