洋服を捨てる前に思い出してほしい、「地球の一員」という意識

 私たちは日々、何気なく洋服を買い、そして数年後には「もう着ないから」「流行遅れになったから」と手放していきます。確かに、穴が開いたり、擦り切れて機能的に着られなくなった服を処分するのはやむを得ないことかもしれません。

けれども、まだ着られる状態なのに「飽きたから」「なんとなく似合わない気がするから」という理由で捨ててしまっている服、実はそれが地球環境にとても大きな負担をかけているのをご存じでしょうか?

私たちは、この地球に住む「一員」です。だれか他人事ではなく、私たち一人ひとりの行動が、地球に影響を及ぼしているのです。だからこそ、身近なところから少しずつ意識を変えていくことが大切。まずできることのひとつが、「洋服を無駄に買わない・捨てない」という選択です。

本当にそれ、安いからで済ませますか?

 最近は、ネットで安くて見栄えの良い洋服が簡単に手に入る時代です。SNSや広告で目にするオシャレなスタイルも、ワンクリックでマネできるようになりました。でも、実際に届いた商品が写真と違ったり、縫製が甘かったり、試着してみたらまったく似合わなかった…なんて経験、ありませんか?

それでも「まあ安いからいいや」と簡単に捨ててしまう人も少なくないのが現実です。ですが、こうした洋服が積み重なり、世界中で大量のファッションゴミを生み出していることをご存じでしょうか?

実はファッション業界は、石油産業に次ぐ「世界で2番目に汚染を引き起こしている産業」と言われています。捨てられた洋服の多くが、アフリカなどの貧しい国の土地に埋められ、汚染を引き起こしているのです。

特に私たち大人が、「安いから」で済ませず、きちんとした品質と自分に本当に合った服を選ぶ目を持たなければ、この流れは止まりません。身近な買い物ひとつが、未来の地球に影響を与えているという事実を、忘れたくないですね。

大量生産・大量消費のツケ

 現在、世界では年間約100万トン、なんと33億着もの衣類が廃棄されています。そのうちおよそ10億着は「新品」だというのです。これは本当に必要な量でしょうか?

少し前の時代の人々は、服を買うときに本当に「良い物かどうか」を見極めて選び、大切に長く使っていました。使えなくなったらリメイクして別の形で再利用することも、当たり前でした。

今こそ、そうした「ものを大切にする目」を私たち大人が取り戻すときです。洋服を買う時に、自分に本当に似合うかどうか、長く着られるかどうかを見極める目を持ちましょう。

その姿勢は、次の世代の子どもたちにとって、なによりの教育になります。見た目だけではない「選ぶ目」「責任ある消費」という価値観を、大人の私たちがまず行動で示していきたいですね。

子どもたちに伝えたい、「選ぶ力」と「使う責任」

 最近では、洋服を収納するタンスを持たない子どもや若者も増えているといいます。ワンシーズン着たら、リサイクルや処分に回し、次のシーズンにはまた新しい服を買う。そんなサイクルが当たり前になりつつあるのです。

一方で、若い世代は「エコ」や「サステナビリティ」といった言葉にはとても敏感です。なのに、自分たちが手放す洋服が環境に与える影響には、まだ気づいていないことも多いのです。

だからこそ、私たち大人が「洋服を選ぶ目」「物を大切に使う姿勢」を伝えていく必要があります。「高い物を買いなさい」と言っているのではありません。本当に似合う物を選んで、長く大切に使うこと。それがどれだけ素敵なことなのか、子どもたちに教えていくのも、大人の役割だと感じます。

自分に似合う1着を、大切に着るという選択

 気に入って買った服、自分に似合うと実感できる服は、自然と長く着たくなるものです。だからこそ、自分に似合う服をきちんと見極めて選ぶことは、自分にとっても、そして地球にとっても優しい行為です。

パーソナルカラー診断や骨格診断など、自分に似合うファッションを知るための手段も、今ではたくさんあります。Filltyでは、こうした知識や診断を活かし、「自分に本当に似合う1着」を見つけるお手伝いをしています。

安いから、流行だから、ではなく、「自分だから似合う」「これを大切に着たい」と思える1着との出会いを通じて、もっと持続可能なオシャレを、そして未来の地球を守る選択をしていきませんか?

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