オーダースーツというと、メンズオーダーのレディーススーツを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際には、私が提供するレディース専門のオーダースーツは全く異なります。
メンズスーツは基本的に、直線的で四角いシルエットを意識して作られています。男性の体型は、前後の凹凸が少ないため、少しの調整でキレイな四角いシルエットを作り出すことが可能です。しかし、女性の場合、前後に自然な曲線があるため、「四角いシルエット」をそのまま当てはめるのは難しいのです。
女性らしい曲線美を活かしたシルエットのスーツと、戦闘服のようなメンズスーツ。今回は、そのシルエットの違いについて詳しくお伝えします。
メンズスーツとレディーススーツの根本的な違い
メンズスーツは前後の凹凸がない体型を前提に作られています。それに対し、女性の体型は自然な曲線を持ち合わせており、メンズスーツをそのまま当てはめると、どうしても無理が生じます。胸元や腰のライン、肩幅など、女性ならではの体の特徴に合わせるには、メンズオーダーのアプローチには限界があります。
そのため、女性らしいシルエットを実現したいのであれば、仮縫いを行い、体に合わせてパターンを調整するオーダー方法が最適です。この方法なら、より美しく、身体にぴったり合ったスーツを作ることができます。最終的には、あなたの好みに合わせたシルエットが完成しますので、より理想的なスーツを手に入れることができるでしょう。

オーダースーツの作り方の違い
メンズオーダースーツでは、採寸を行い、それに基づいてCADを使ってパターンを描きます。この時、標準的なパターンからどの部分を詰めるか、調整するかを指示しながら作成します。しかし、これは限られた範囲でしか体に合わせることができません。特に女性の場合、胸元や腰回りの曲線をきちんと活かすことが難しくなります。
一方、私が提供するレディースオーダースーツでは、仮縫いを通じてその人の体に合わせたパターンを描きます。例えば、胸が大きい方の場合、背中は9号で、前は13号といったように、部分的にサイズが異なるスーツを作ることが可能です。さらに、体の歪みなども微調整して、どの角度から見てもバランスよく見えるように仕上げます。これは、メンズオーダーとは根本的に異なるアプローチです。
実際の事例
実際に、胸が大きい方がオーダーにいらっしゃいました。その方は、背中がタイトで、胸が大きいために、細く見えるように胸がピチピチなジャケットを着ていらっしゃいました。しかし、私が前後に合わせたサイズでジャケットを作成したところ、胸の大きさが目立たなくなり、余分なゆとりもなくなったため、スッキリとスマートに見えるようになりました。
このように、体型に合わせてパターンを調整することで、見た目がグッと変わり、さらに着心地も良くなるのです。

メンズオーダースーツ vs レディースオーダースーツ
一言で「オーダー服」と言っても、実際には作り方やアプローチが異なります。私から見ると、メンズオーダーのレディーススーツは「戦闘服」のような印象で、直線的なデザインに仕上がります。それに対して、私の作るレディースオーダースーツは、女性らしさを強調した曲線美を活かした「ドレス」のような仕上がりを目指しています。エレガントで、生地によってはパーティーや特別な場にも着て行けるようなスーツです。
実際には、シーンに応じて、どちらのスタイルを選ぶかを使い分けることができます。メンズライクなビジネスシーンではメンズオーダースーツを、華やかなシーンやエレガントな場面では、私が手掛けるレディースオーダースーツを選ぶなど、スタイルのバリエーションを楽しむのも素敵です。
どちらにしろ、自分に一番心地よいスーツを選ぶことが、最も大切なポイントです。

最後に
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