桃の節句に思う、大人のピンクの取り入れ方

桃の節句といえば、やわらかく淡いピンク。
春の訪れを感じさせる、優しく華やかな色ですね。

けれど、大人になるにつれて「ピンクの洋服はちょっと勇気がいる」と感じる方が増えていきます。
ストールやバッグなどの小物では取り入れても、トップスやワンピースなど“面積の大きい服”では選ばなくなる——そんな経験はありませんか?

しかし、ピンクは本来、女性を若々しく、やわらかく、そして幸福感のある印象へ導く色です。
だからこそ、上手に使えたら心強い味方になります。

パーソナルカラー別・似合うピンク

一般的なパーソナルカラー理論では、似合うピンクは次のように分類されます。

  • Springタイプ:コーラルピンク
  • Summerタイプ:パステルピンク
  • Autumnタイプ:サーモンピンク
  • Winterタイプ:ショッキングピンク

それぞれのシーズン特性(黄み/青み、明るさ、鮮やかさ)に沿ったピンクです。

ただし——

診断通りの“ど真ん中の色”をそのまま大人の肌にのせると、「少し派手かも」「若作りに見えない?」と感じることがあります。

これは、年齢とともに肌の明度や透明感、コントラストが変化するため。
理論上は似合う色でも、“そのまま”では強く見える場合があるのです。

カギは「トーン」を少し落とすこと

ここで意識したいのが「トーン」です。

色は大きく分けて、

  • 明るさ(明度)
  • 鮮やかさ(彩度)

の組み合わせで成り立っています。

似合うピンクの「色相(イエベ・ブルベ)」はそのままに、
明るさや鮮やかさをほんの少し抑える

つまり、

「本来の似合う色に、ほんの少しグレーを混ぜたような色を選ぶ」

という考え方です。

こうすることでベストカラーの鮮烈さはやや落ちますが、
その代わりに——

  • 肌とのなじみが良くなる
  • 派手さが和らぐ
  • 上品で落ち着いた印象になる

というメリットが生まれます。

「落ち着いたピンク」は大人の味方

例えば、

  • コーラルピンク → スモーキーコーラル
  • パステルピンク → ダスティピンク
  • サーモンピンク → くすみアプリコット
  • ショッキングピンク → ローズ系の深みピンク

といったように、“ほんの少し落ち着いた方向”に寄せるだけで、ぐっと着やすくなります。

強さを和らげたピンクなら、
ジャケットのインナーやニット、ブラウスでも自然に取り入れられると思いませんか?

ピンクは「気持ち」を上げる色

色は、見た目の印象だけでなく、自分の気持ちにも作用します。

ピンクを身につけると、

  • 表情がやわらぐ
  • 気持ちが穏やかになる
  • 春を先取りした高揚感が生まれる

そんな変化を感じる方も多いものです。

桃の節句は、女性の健やかな成長と幸せを願う日。
大人になった今こそ、自分自身の幸せや華やかさを後回しにせず、
もう一度ピンクを味方につけてみてもいいのではないでしょうか。

春は、色を楽しむ季節

もうすぐ春です。

重たい色のコートを脱ぎ、
軽やかな素材や明るい色が街に増えていく季節。

桃の節句をきっかけに、
クローゼットに「落ち着いたピンク」をひとつ加えてみる。

それだけで、鏡の中の自分が少しやわらかく、少し若々しく見えるかもしれません。

今年の春は、
あなたらしいトーンのピンクを、ぜひ楽しんでみてください。

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